【送料無料】民衆交易 こだわり調味料セット
4,070 円(8%税込)
(内消費税等 301円) 【軽】
商品コード: 102120
102 NPO法人APLA
こだわりの砂糖、塩、オイルがあれば、毎日のお料理がグレードアップ!「マスコバド糖はサトウキビの持つ糖分以外の栄養が多く残っているので、甘味の1種類としてとらえるのではなく天然の旨味調味料として使用しています」と、マスコバド糖の多様な使い方を提案してくださる吉田友則シェフ(きまぐれや)監修のドレッシングのレシピもお付けします。
【セットの中身】
●マスコバド糖500g×1袋
フィリピン・ネグロス島でサトウキビを搾ったジュースを煮詰めて濃縮し、自然乾燥させた粉末の黒砂糖です。
●ゲランド細粒塩500g×1袋
フランス北西部に位置するブルターニュ地方は、良質の粘土層に恵まれ、1000年以上に渡って塩作りが続いてきました。潮の干満を利用して引き入れた海水を塩田内でゆっくりと循環させながら、太陽と風の力だけで水分を蒸発させ、異物の除去と乾燥の後、袋詰めされています。塩辛さに「とがり」が少なく味わい深いのが特徴です。
●パレスチナのエキストラバージンオリーブオイル273g×1本
スパイシーな風味が特徴。オリーブ本来の味と豊かな香りをお楽しみいただけます。パスタはもちろん、スープやサラダの香りつけなど、和・洋・ 中の料理にも幅広く使えます。
マスコバド糖は、フィリピンのネグロス島で作られています。原料のサトウキビは、ネグロス島のダマ農園、ナカラン農園など、農地改革で土地を手にした生産者組合が栽培・収穫され、オルタートレード・フィリピン社の製造部門であるマスコバド製糖工場で加工されています。
民衆交易は、このマスコバド糖からスタートしました。1985年、フィリピンのNGOから「ネグロス島の飢餓に苦しむ子どもたちを助けて欲しい」という緊急救援の要請が届きました。フィリピンの砂糖生産量の6割を生産するネグロス島では、国際的な砂糖価格の暴落の影響を受けてサトウキビ農園が次々と閉鎖され、失業した農園労働者の子どもたちが食べ物を買えないという理由から深刻な飢餓に陥っていました。1986年、日本ネグロスキャンペーン委員会(JCNC)が設立され、「ネグロスの子どもたちに生きる力を!」を合言葉にキャンペーンが始まりました。JCNCは1年間の緊急援助の後、ネグロスの人びとと協働する経済活動を考案しました。そのひとつがマスコバド糖を輸入して日本で販売する事業でした。本当に困難な状況にある人びとの具体的な力となることを目指した経済活動(=民衆交易)の始まりでした。
●ゲランド細粒塩
フランス西海岸ブルターニュ地方で古くから繁栄してきたゲランドの塩田。太陽と風の力、粘土の地層を活かし、1000年以上に渡って機械をほとんど使わない伝統的手法によって生産されているのがゲランドの塩です。近代に入り、消滅の危機に瀕したこの塩田は、塩職人(パリュディエ)たちの努力により再生、復興が成し遂げられました。
ゲランドの塩田と生態系を守っていくには、塩作りを続けること、技術を受け継いでいくことが最も重要だと考えた塩職人たちは1979年に「塩職人養成セン ター」を設置。それまで親子で受け継がれてきた塩職人の仕事を広く解放し、他地域からの若者も受け入れてきました。販売面では、共同の貯蔵倉庫の建設、1987年には「ゲランド塩生産者集団」を「協同組合」として確立、自主販売を行う組合直営の会社「サリーヌ・ド・ ゲランド社」を設立し、それまで仲買人に頼ってきた販売を自分達が主体的に行う仕組みを作りました。気候の変動に収穫量が大きく左右されるため、3年分のストックをキープし計画的に販売するなど、塩職人がその仕事を続けていけるための仕組みも含まれています。
●パレスチナのエキストラバージンオリーブオイル
パレスチナはオリーブの産地として数千年の歴史があります。オリーブの実を搾るだけでできるオリーブオイルは、日本でいうところの味噌や醤油のようなものとして、人びとの日々の暮らしになくてはならないものとして受け継がれてきました。しかしながら、イスラエル占領下で農地が奪われ、水資源の利用も厳しく制限されてきました。パレスチナの人びとの生活の糧を奪い、文化や歴史を根こそぎにする行為は、残念ながら今なお続いています。
ヨルダン川西岸地区の農民と農業復興に取り組む現地NGOの協力で、一粒一粒ていねいに収穫したオリーブから抽出した一番搾りのオイルには、村の人びとの技と平和への願いが詰まっています。
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